2011年6月28日号(ラガルドIMF専務理事選出、他 )

                           (2011年6月28日発行)
                           http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          -(dev-info)-

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:

      「平成23年度国際協力重点方針」
      「IMF次期専務理事選出」
      「UNDP女性のエンパワメントキャンペーン」他

【2】GRIPS開発フォーラム:
第14回アフリカ産業戦略勉強会のご案内

【3】 東京発〜世界銀行からのお知らせ
(1) セミナー・イベントのご案内
(2) 最近の活動から

[編集後記] 「次世代との対話」

今回は、大森功一さんに書いていただきました。

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【1】  開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

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   -日本関連-
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● 外務省より、「平成23年度国際協力重点方針」が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/pdfs/23_jyuten.pdf

● 2011年10月1日-2日、東京日比谷公園にて「グローバルフェスタJAPAN2011」が開催されます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/gfjapan/gf2011.html

● 在アフガニスタン大使館の平和構築・経済協力分野にて、任期付外務省職員の臨時募集が行われています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/afghanistan.html

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  -バイ・ドナー関連-
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●DFIDは、人道緊急事態の効果向上に向けた取り組みをまとめた報告書を発表しました。
http://www.dfid.gov.uk/Media-Room/News-Stories/2011/Mitchell-Britain-to-lead-more-effective-response-to-humanitarian-disasters-/

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  -マルチ・ドナー関連-
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● IMF からクリスティーヌ・ラガルド氏を次期専務理事選出に関する声明が発表されています。
http://www.imf.org/external/japanese/np/sec/pr/2011/pr11259j.pdf

● 6月23日、パリで開催されたG20農業大臣会合におけるぜーリック世界銀行総裁のスピーチが掲載されてい
ます。
http://go.worldbank.org/9U2O2KHNN0

● 世界銀行グループにより、食糧価格の乱高下対策に新たな手法が提案されています。
http://go.worldbank.org/MGG0V90HS0

● 6月14日、黒田アジア開発銀行総裁とパンゲツインドネシア貿易相により、Asian International Economists
Network (AIEN)が設立されました。
http://www.aienetwork.org/

● アジア開発銀行とアフリカ開発銀行が協力して、アフリカの貿易金融プログラムを立ち上げます。
http://beta.adb.org/news/adb-african-development-bank-cooperate-set-trade-finance-program-africa

● 7月4日-8日、シンガポールにて「International Water Week」が開催されます。
http://beta.adb.org/news/events/singapore-international-water-week

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  -国連関連-
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●UNFPAより、助産婦や助産の技術についてまとめた the State of the World’s Midwifery Reportが発表されています。
http://maternalhealthtaskforce.org/discuss/wpblog/2011/06/20/unfpa-releases-the-state-of-the-worlds-midwifery-report/

● 6月27日から始まったFIFAによるサッカーワールドカップ(Women’s)にちなんで、UNDPが女性のエンパワメントキャンペーンを行っています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=38856&Cr=gender&Cr1=

● 6月8日-6月10日、ニューヨーク国連本部にて国連HIV/エイズ・ハイレベル会合が開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kansen/un_hiv1106.html

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   -シンクタンク関連-
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● 米国シンクタンクCenter for Global Development (CGD)のブログに「The Most Effective, Least Used Tool for
Disaster Relief: Limited Humanitarian EntryJune 24, 2011」が掲載されています。
http://blogs.cgdev.org/globaldevelopment/2011/06/the-most-effective-least-used-tool-for-disaster-relief-limited-humanitarian-entry.php?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+cgdev%2Fglobaldevelopment+%28Global+Development%3A+Views+from+the+Center%29

●英王立国際問題研究所(チャタムハウス)より、”Assessing the Foreign Policy and Global Health Initiative” が
発表されています。
http://www.chathamhouse.org.uk/publications/papers/view/-/id/1094

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【2】GRIPS開発フォーラム:
第14回アフリカ産業戦略勉強会のご案内
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●第14回「アフリカ産業戦略勉強会」
■日時: 2011年7日7日(木) 18:30〜20:30(予定)

■テーマ: 「産官学連携による産業開発支援:
            日本の協力で芽生える北アフリカでの産業化の事例」

第14回アフリカ産業戦略勉強会は、「産官学連携による産業開発支援:日本の協力
で芽生える北アフリカでの産業化の事例」をテーマに、筑波大学の礒田博子教授
(バイオテクノロジー)、柏木健一助教授(北アフリカ経済)、橘田正造氏(筑波大学
及び青学大非常勤講師)よりお話を頂きます。

筑波大学は,平成16年度に大学内に北アフリカ研究センターを、また平成18年度に
はチュニジア共和国チュニス市に開設した、北アフリカ・地中海連携センター(海外拠
点)を通じて、北アフリカ地域との学術研究交流を進めてきました。また、JICA・旧JBIC
と連携して、ボルジュ・セドリア・テクノパークなどチュニジアの産業育成・産業人材育
成への支援を行っています。同大学ではアフリカ諸国から多くの、留学生が学部や博
士課程の前後期で学んでおり、彼等が母国に戻り、各国の国作りと産業発展に貢献
する道筋が出来つつあります。また昨年5月には北アフリカ諸国の主要大学と日本の
十数校の大学との間で初の学長会議を現地で開催し、今後、北アフリカ諸国の主要
大学と、我が国大学との研究交流及び学生交流が一層促進される環境が整いつつあ
ります。

今回の勉強会においては、まず、チュニジアでの筑波大学とJICA/旧JBIC連携事業や
アフリカ開発銀行との連携協定などについて、本年3月まで筑波大学の教授で国際部
長でもあった橘田正造氏よりご説明頂き、続いて、チュニジア産オリーブの効用に着目
した研究を、進めておられる礒田博子教授より研究の成果や、国際特許・日本企業に
よる事業化の動き等について、ご説明頂きます。また、チュニジアや北アフリカ諸国に
おける民主化の現状等について、開発経済学の視点から柏木健一助教より補足説明
頂く予定です。

■スピーカー:
橘田正造氏(筑波大学 人文社会科学研究科 非常勤講師 前同大学教授(兼)国際部長)
礒田博子氏(筑波大学 生命環境科学研究科、北アフリカ研究センター教授)
柏木健一氏(筑波大学 人文社会科学研究科 北アフリカ研究センター助教)

■会場:
政策研究大学院大学1階 会議室A&B
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
a. 都営大江戸線 六本木駅 徒歩5分
b. 東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩10分
c. 東京メトロ千代田線 乃木坂駅 徒歩6分
http://www.grips.ac.jp/jp/about/access.html

■前回までの勉強会資料・議事録等は下記の「アフリカ産業戦略勉強会」サイトから
ご覧になれます。
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/industrialstrategy.htm
■申し込み:
御出席いただける方は、お名前、ご所属先、ご連絡先を明記の上、7月4日(月)まで
に、GRIPS開発フォーラム・飯塚(m-iizuka@grips.ac.jp)までご連絡ください。
(車でお越しの際は、本学の駐車場の関係上、車種、ナンバー及びお車の色を事前に
ご連絡ください)

(GRIPS開発フォーラム:林田篤子)
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm

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【3】東京発〜世界銀行からのお知らせ
(1) セミナー・イベントのご案内
(2) 最近の活動から
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(1) セミナー・イベントのご案内

■ 第4回 地球サミット連続セミナー・Road to Rio20「『グリーン復興』を、考える。」

地球サミット2012Japan 、世界銀行東京事務所、環境パートナーシップ会議、CEPAジャパン 主催コーヒーアワー

日時: 2011年6月30日(木)午後6時30分から午後8時30分まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 今回のテーマは、環境に配慮した震災復興です。
自らできる応援、生物多様性に配慮した復興の
あり方の模索など、事例を元に意見を交わしつつ、
グリーン復興の指標づくりを会場の皆さんと
考えます。
言語: 日本語
詳細、参加お申込み: http://go.worldbank.org/VSO009FJG0

■ アジア開発銀行(ADB)で働く〜樋口和彦・アジア開発銀行ウズベキスタン駐在員事務所長

世界銀行情報センター(PIC東京)コーヒーアワー キャリアシリーズ第38回

日時: 2011年7月4日(月)午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 樋口和彦・アジア開発銀行ウズベキスタン駐在員事務所長
より、民間建設会社の技術者から転身してADBに入行し
現職に至った体験を開発業務の変遷とも交え紹介します。
言語: 日本語
詳細、参加お申込み: http://go.worldbank.org/8RDESA1V80

■ 世界銀行で働く:カントリーマネージャーの役割〜三輪桂子・世界銀行ラオスカントリーマネージャー

世界銀行情報センター(PIC東京)コーヒーアワー キャリアシリーズ第39回

日時: 2011年7月5日(火)午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 世界銀行の三輪桂子ラオスカントリーマネージャーから、
世銀職員のキャリアパスとともに、ラオスに対する
支援全般を統括するカントリーマネージャーとしての
仕事内容や役割を紹介します。
言語: 日本語
詳細、参加お申込み: http://go.worldbank.org/QB2IQB1B90

■ 地球の「薬箱」を救え!日本の消費とアジアの野生動植物

経団連自然保護協議会(KNCF)、トラフィックイーストアジ
アジャパン、世界銀行情報センター(PIC東京)共催 写真
パネル展&コーヒーアワー

写真パネル展「私たちの暮らしを支える野生生物」

日時: 2011年6月20日(月)〜7月1日(金)
午後1時から午後4時30分まで(土日祝閉館)、入場無料
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 私たちの暮らしを支える野生生物の利用について、
野生生物の国際取引を規制するワシントン条約や、
野生の動植物の持続可能な利用の取り組みなどを
踏まえながら紹介します。

コーヒーアワー「世界の薬用植物保全の将来―日本に期待されるリーダーシップ」

日時: 2011年7月1日(金) 午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 金成かほるさん (トラフィックイーストアジアジャパン 
シニアプログラムオフィサー)から、インドの採集地域と
共同で日本市場において展開する野生の薬用植物利用についての、
現地での技術的支援と消費国での流通支援についてご紹介します。
特にアジアから植物資源を輸入・利用している日本の消費者や
企業に向けたメッセージをお伝えします。
言語: 日本語
詳細、参加お申込み: http://go.worldbank.org/H1UUMYKFU0

(2) 最近の活動から

■ 6月20日、チョコレボ、世界銀行情報センター(PIC東
京) は、コーヒーアワー「国際森林年/環境月間スペシャ
ル チョコレボ・ガーナプロジェクト活動報告〜チョコレー
トで森をつくろう〜」を共催しました。

http://go.worldbank.org/1ERNH162A0

(世界銀行東京事務所: 開裕香子)

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編集後記   「次世代との対話」
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2001年、世界銀行ペルー事務所(今の私の上司にあたるイザ
ベル・ゲレロ副総裁が当時、ペルー担当局長だっ
た)でペルーの大学生たちが参加する諮問委員会を立ちあ
げ、プロジェクトや政策などに対して意見を出してもら
ったり、プロジェクトの視察に参加してもらう活動が立ち上
がった。途上国でのユースとの連携が世界銀行でプロ
グラム化した最初の事例とされる。

ほぼ時を同じく、世界銀行東京事務所でも国際会議にあたっ
て学生にボランティアとして事務局に参加してもらっ
たり、報告書「貧しい人々の声」が学生グループの手によっ
て日本語に翻訳されるなどのユース連携活動が始ま
った。私自身もその一部を担当する機会を得た。

ウォルフェンソン世銀総裁(当時)がペルーと日本それぞれの
学生グループと対話集会を持ち、年次総会スピーチ
でも取り上げられたことも手伝って、世銀内の各地域総局・
部署でもユース連携活動が活発化する。2007年版の
世界開発報告「次世代と開発」がテーマとなった。

南アジア地域では今後20年間、毎月100万人が新たに労働人
口に加わる。質と量の両面から持続的に雇用を確
保できるかどうかが鍵となる。ペルーでのイニシアティブか
ら10年、連携する対象としてのユースから、開発と成
長のソリューションの可能性の一つとして、ユースをあらた
めて捉えていく必要がある段階に来ているように思わ
れる。(大森)

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  DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
       「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、
グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情報を、
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として、電子メールにて2週間に1回を目途 に送付しています
(メルマガと同じです)。バックナンバー
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編集担当:早川元貴/江尻由美/小林隼人
編集後記:大森功一
発行:ワシントンDC開発フォーラム